税理士への道
私が税理士を目指した大きな理由の一つは、亡き父が企業を経営していたことにあります。
営業、資金繰、人事と日夜悩み苦しんでいる父の姿を見て育ちました。
「どうしたらお金を借りないで済むのだろうか」
「どうしたら従業員の方が辞めずにすむのだろうか」
と子供ながらに漠然と考えたものです。
そして大学時代に税理士という職業があることを知り、
「もしかしたら、この職業が自分の探していたものかもしれない」と感じたのです。
ただ当時は周囲の助言もあり、一般企業に就職しました。
しかし、どうしても「中小企業の役に立つ仕事がしたい」という思いは消えず、
30歳代で税理士になることを決心したのです。
そして現在は税理士として活動しているわけですが、
やはり私が追い求めていた仕事に間違いありませんでした。
もちろん仕事は大変ですが、お客様の業績が良くなった時、お客様が喜んで下さった時、感謝をしていただいた時が私にとって無常の喜びであり、生きる上での活力でもあります。
また、私自身も経営者の家庭で育ち、そして今も自らが経営者ですので、経営者様のお気持ちやご苦労、孤独感は良く理解しております。
多分、お客様とは苦労を分かち合い、そして様々なことを共有できると思います。